お金のこと、子どもにきちんと教えられますか? 自立できる子が育つお金教育 [ 河村京子 ]
子どものお金の教育やお小遣いについて調べていたら、個人のブログでよくおすすめされていた!
最近、報酬制お小遣いを始めたばかりの我が家にも参考になりそうと思い、読んでみた。
読んでみた正直な感想と内容をまとめてみたよ。
「お金のこと、子どもにきちんと教えられますか? 」のよかったところ
- 読みやすい!→平易な文章&そんなに量多くない
- お金の教育の具体的なやり方がわかる→特にお小遣いのあげ方!
- お金の教育をした人の体験談が豊富
1.読みやすい!
難しい経済用語などがぜんぜん出てこないので簡単に読めた。
雑誌の特集ページをたくさん集めたイメージ。
全208ページで、字も小さくないから、さくっと読めた。
2.お金の教育の具体的なやり方がわかる
【幼児向けお金の教育の方法について】
- 3歳から伝えたい「役に立つ喜び」
- 3歳からのお仕事におすすめなお手伝い一覧
- 仕事の選ばせ方 など
【6歳からの報酬制のやり方】
- 6歳からは「働く」を習慣に
- お手伝いから仕事に認識を変える
- お給料の金額はいくらがよいか
- お金の使い方を学ぶにはある程度の金額が必要
- お金の管理のしかた(使う・貯める・殖やす・寄付の4つに分ける)
- お小遣い帳の付け方 など
【お小遣いでよくある悩みについて】
- 子どもが仕事をさぼる時にはどうしたらよいか
- お年玉はどうする?
- スマホ代はお小遣いから?親が払う? など
など、盛りだくさんの内容♪
単に子どもにお小遣いをあげて、自分の好きなものを買わせるだけで終わると、お金の教育にはあまりならない。
お小遣いを始める前にこの本を読んで、ある程度方針を決めてから始めるのがよいと思う。
他に、おうちにあるものでできるお金ゲームも初級編・上級編各3つずつ紹介されてる。
うちは、お金の計算と買い物が得意になる おかねのれんしゅうちょう おかいもの編 7さいまでに身につけたい (学研の頭脳開発) [ 加藤信巳(知脳教育研究所) ]を買ったけど、家にあるものでできるのは手軽でいいなと思った。
↓おかねのれんしゅうちょうの詳細はこちら↓
「お金のこと、子どもにきちんと教えられますか? 」の残念ポイント
う~ん、、とちょっと引っかかったところも。
ちょいちょい古臭いステレオタイプを感じたんだよね。
- 私は2000円のランチなのに夫は500円の定食で申し訳なく感じる
- お父さんがゲー厶好きで…
- 男の子は字を書くのを嫌がりがち とか。
一般的なイメージなのかもだけど、最近ジェンダーの話をよく見聞きしてるせいか、感覚の古さを感じた。
著者が「母学アカデミー」の学長さんだからなのかな。
「母学」と聞くと、「母性神話」とか、「子育ては母がするもの」という”昭和”をイメージしてしまう…。
あと、体験談がちょこちょこたくさん出てくるのはよいのだけど、本の内容を後押しする内容ばかりで、ちょっとリアリティに欠ける感も。
序章の「今の子どもはお金をわかってない」エピソードも極端で、う〜ん、、と思ったり。
個人的には、子どもの視野が驚くほど広がる! 3歳から始める欧米式お金の英才教育 [ 川口幸子 ]の方が、すんなり入ってきたし、欧米のお金の教育についてわかって面白かった。
↓↓↓ 詳しい内容はこちら ↓↓↓
「お金のこと、子どもにきちんと教えられますか? 」がおすすめな人
- 幼児〜小学生のお小遣いの良いあげ方を具体的に知りたい
- 気軽に始められるお金の教育方法を知りたい
- 欧米のお金の教育には特に興味がない
- とにかく読みやすさ重視
という場合におすすめ♪
お金の教育の入門書にも、お小遣いスタート前に読むのにもぴったりだと思う。
お金のこと、子どもにきちんと教えられますか? 自立できる子が育つお金教育 [ 河村京子 ]
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