銀行って何をするところ?
株って何なの??
税金って何のためにあるの?
子どもから聞かれたら、答えられる?
私はね…無理。
自分ではなんとなく理解しているけど、子どもにわかるように伝えられる自信はまったくない。
なので、ここはプロの力を借りよう!と思い、「10歳から知っておきたいお金の心得」という本を買ったよ。
10歳から知っておきたいお金の心得 大切なのは、稼ぎ方、使い方、考え方 [ 八木 陽子 ]
内容と感想をまとめるね。
この記事のざっくりした内容を知りたい場合は、こちら↓↓↓
「10歳から知っておきたいお金の心得」を買ったきっかけ
お金について何も教えてもらわない・学ばないまま大人になった私。
30代半ばまで「株式投資はギャンブル!手を出しちゃいけないもの」と思い込んでいた。
それは間違いだったと気づき、「我が子には賢いお金との付き合い方を知って欲しい」と思い、お金の教育をしようと思った。
お金の教育をしようと思った理由はこちら
とは言え、何からどうやって教えたらいいのかさっぱりわからない!
それならプロの力に頼ろう!と思って買ったのが、この3冊。
子どもの視野が驚くほど広がる! 3歳から始める欧米式お金の英才教育 [ 川口幸子 ]
お金の教育をしよう!と思ったから、最初に買った本。
図や挿絵も多くて読みやすい本だったから、すぐに読めた♪
帰国子女の方が書いた本だから、欧米の金融教育事情について詳しく書かれている。
でも、日本在住の日本人だから、日本の状況に合わせて書かれていてわかりやすい。
たとえば、保険、クレジットカード、就職についてなど。
- 日本の金融教育が、欧米に比べてどれだけ遅れているか
- お金の基礎知識(インフレ、株式、複利、リスクとリターンなど)
- お金の教育の具体的なやり方(年齢別)
- お金の教育を受けるとどんないいことがあるか
この1冊でこれだけたくさんのことがわかるよ!
私はお金の教育のバイブル的存在だと思ってる♪
この本「子どもの視野が驚くほど広がる! 3歳から始める欧米式お金の英才教育 [ 川口幸子 ]“>子どもの視野が驚くほど広がる! 3歳から始める欧米式お金の英才教育 [ 川口幸子 ]」の要約と感想かこちら↓
お金の計算と買い物が得意になる おかねのれんしゅうちょう おかいもの編 7さいまでに身につけたい (学研の頭脳開発) [ 加藤信巳(知脳教育研究所) ]
私は、普段子どもを連れて買い物に行くことが少ない。
マイカーを持っていなくて自転車の前後のかごに荷物を乗せないとならないし、子どもたちと一緒だと落ち着いて買い物ができないから。
そのせいか、小1&3歳の娘たちはお金の種類(10円玉や1000円札など)すらよくわかっていなかった(汗)
まずは、お金の種類とお金の計算(両替やおつり)について、知ってもらわねば!と思って買ったのが、お金の計算と買い物が得意になる おかねのれんしゅうちょう おかいもの編 7さいまでに身につけたい (学研の頭脳開発) [ 加藤信巳(知脳教育研究所) ]
自分で問題を考えるより、楽だしわかりやすい!
フルカラー&お金の付録付きだから使いやすいよ。
この本「お金の計算と買い物が得意になる おかねのれんしゅうちょう おかいもの編 7さいまでに身につけたい (学研の頭脳開発) [ 加藤信巳(知脳教育研究所) ]” rel=”nofollow” data-wplink-url-error=”true”>お金の計算と買い物が得意になる おかねのれんしゅうちょう おかいもの編 7さいまでに身につけたい (学研の頭脳開発) [ 加藤信巳(知脳教育研究所) ]」の体験談はこちら↓
10歳から知っておきたいお金の心得 大切なのは、稼ぎ方、使い方、考え方 [ 八木 陽子 ]
「10歳から」となっているから、小1の長女にはちょっと早いかなぁと思ったけど、買ってよかった。
元々、図鑑が好きな長女。このお金の本にも興味津々。
自分ひとりで読むのはまだ難しいけど、親が読んであげると喜ぶ。
こういう本は、身近なところに置いておいて、子どもが興味を持った時に、すぐ読めるようにしておきたい。
「10歳から知っておきたいお金の心得」で学べること
全部で5章あるよ。
引用
- 第1章 物の価格はどうやって決まるの?
- 第2章 未来のお金はどうなるの?
- 第3章 銀行って何をしているところ?
- 第4章 投資でお金は増やせるの?
- 第5章 税金や社会保障って何?
- 特別ページ ボクたちのおこづかい大作戦
出典:「10歳から知っておきたいお金の心得 大切なのは、稼ぎ方、使い方、考え方 [ 八木 陽子 ]」のもくじより引用
第1章 物の価格はどうやって決まるの?
第1章では、
- 需要と供給
- 円安と円高
- 景気がいいと景気が悪い
- インフレとデフレ
など、よく耳にする経済用語について。
自分で子どもに説明するのは難しいけど、この本では、かわいいイラストとともにわかりやすく説明されている。
第2章 未来のお金はどうなるの?
第2章は、キャッシュレスと仮想通貨について!今時!
親世代にとっては、未知でとっつきにくく感じやすい人も多い分野。
とは言え、子どもたちが中高生~大人になる頃には、もっと進化しているだろうから、親もキャッチアップしていくの大事よね。
第3章 銀行って何をしているところ?
第3章では
- 利息と利子
- 銀行の3大業務~預金・貸出・為替
- 中央銀行の役割
について書かれている。
私は、20代後半くらいまで、銀行はお金を預けるところというイメージしかなかった。
だから、就活の時も銀行に勤める=窓口業務をすると思っていた。
「融資担当」とか聞いてもぜんぜん意味がわからなかったな~。。
借金=すべて悪!してはいけないもの!って思い込んでたし。
娘たちには、
- 利息より利子の方が大きいから、借金のし過ぎは危険
- 事業を拡大するなど、必要な借金もある
- 借金=すべて悪ではなく、借りる目的と借りる金額が大事
ということを徐々に伝えていきたいな。
第4章 投資でお金は増やせるの?
30歳過ぎまで、「投資=ギャンブル=手を出してはいけないもの」と思っていた私。
10歳から知っておきたいお金の心得 大切なのは、稼ぎ方、使い方、考え方 [ 八木 陽子 ]には
引用
「貯金がたくさんあれば安心!」と言って、貯金ばかりしていて、投資をしない人もいるけれど、実は貯金しかしない「リスク」もある。
お金はそのまま置いておいても金額は変わらないけれど、インフレでお金の価値が下がってしまう可能性もあるよね。
これが「何もしてないリスク」で、(後略)
としっかり書かれている。
これよ!これ!私がもっと早く、せめて20歳までに知りたかったのは。
ただ、10歳から知っておきたいお金の心得 大切なのは、稼ぎ方、使い方、考え方 [ 八木 陽子 ]には、複利の力については書かれていない。
貯金しかしないリスク+複利の力のすごさを知ると、投資に興味が湧くと思うんだけどなぁ。
複利の力については、子どもの視野が驚くほど広がる! 3歳から始める欧米式お金の英才教育 [ 川口幸子 ]の説明がわかりやすかった。(P57/第2章お金の基礎知識/「複利」と「単利」の違いってなに?ー運用の基礎)
学生のうちから、遅くても社会人になってすぐに、少額でもいいから投資を始めて時間を味方につけると、30代になってから始めるより楽にお金を増やせるんだよね。
逆に10歳から知っておきたいお金の心得 大切なのは、稼ぎ方、使い方、考え方 [ 八木 陽子 ]で、ちょっとう~ん、、と感じたのは
引用
いろいろな投資の方法があるけれど、一番の投資はキミたちが「勉強すること」や将来大人になって「働くこと」なんだ。
投資は「お金に働いてもらって、自分は遊んで暮らすぞ~!」というものではないよ。
出典:10歳から知っておきたいお金の心得 大切なのは、稼ぎ方、使い方、考え方 [ 八木 陽子 ]より引用(P67)
まぁ、たしかにそうなんだけどね。
子ども向けの本だから、教育の観点から「遊んで暮らすぞ~!」を肯定できなかったのかもだけど。
でも「勤勉であること」「働くこと」が大事!って強調するのは、すごく日本的というか、旧時代的なかんじが私はした。
お金は”苦労”してもらうものという考えが透けて見えるというか。
今はFIRE(Financial Independence+Retire Early)=経済的自立&早期退職を目指す人も増えている。
これからはいかに効率よくお金を増やして、自分のやりたいことに時間と労力とお金を使うかが重視されていくと私は感じる。
もちろん「自己投資」はとっても大事!というのは教えたい。
でも、それに加えて、従業員・自営業の他に、ビジネスオーナー・投資家という選択肢があることも教えたい。
これについては、子どもの視野が驚くほど広がる! 3歳から始める欧米式お金の英才教育 [ 川口幸子 ]の「P60,61/第2章お金の基礎知識/働き方の違いってなに?ー種類は大きく分けて4つ」がわかりやすかった!
子どもの視野が驚くほど広がる! 3歳から始める欧米式お金の英才教育 [ 川口幸子 ]は、大人向けの本だけど、10歳から知っておきたいお金の心得 大切なのは、稼ぎ方、使い方、考え方 [ 八木 陽子 ]で語り切れていない部分を補うのによいと思う♪
大人向けな分、より現実的なことも書かれているからね。
第5章 税金や社会保障って何?
10歳から知っておきたいお金の心得 大切なのは、稼ぎ方、使い方、考え方 [ 八木 陽子 ]では、税金の種類とか難しい話は少しだけ。
「学校の中の税金をさがそう!」「街の中の税金をさがそう!」など、子どもの身近なところで使われている税金の具体例を紹介しているのがいいなと思った。
- 学校の建設費用、教科書代、黒板や理科の実験道具など
- 救急車や消防車、図書館、道路、ゴミの回収など
これらには全部、税金(=大人が働いて稼いだお金の一部)が使われている、タダじゃない!
これをちゃんと理解して、物を大切にする心や感謝の気持ちが芽生えるといいな。
まあ、私が、税金や社会保障を意識し出したのは、30歳くらいなんだけどね。。(遅っ)
結婚を機に保険を見直した時に、社会保障、主に公的保険について学んだよ。
税金について考えたのなんて確定申告するようになってからだから、30代半ばから。
もちろん学校の政治経済とかの授業で学んだはずなんだけど、私の中では実生活とぜんぜん結びついていなかったんだよなぁ。
「勉強」という形だけでなく、お金や経済について日常生活に織り交ぜて自然に学べたらいいなと思う。
特別ページ ボクたちのおこづかい大作戦
お小遣いを計画的に使うことの重要性が、すごくわかりやすく書かれてた!
- 貯めるお金
- 使うお金
- 人のために使うお金
- 増やすお金
の4つの貯金箱に分けるという方法。
よく聞くやり方なんだけど、それだけではなくて、これが大人になった時にどう役に立つかまで書かれているのがいいなと思った。
- 貯めるお金→貯金
- 使うお金→生活費
- 人のために使うお金→税金・社会保障・寄付
- 増やすお金→投資
そして、「投資は人のために使うお金!という考え方もある」というのは、目から鱗だった。
「株に投資する=会社を応援すること→会社が成長することで、よりよい社会になる」
ということらしい。
子どもにもわかりやすいし、前向きでいい説明だなぁと感じた。
「10歳から知っておきたいお金の心得」のおすすめポイント
- 自分では説明が難しい経済用語がわかりやすく説明されている
- フルカラー&イラスト豊富で子どもがとっつきやすい!
- 今の時代にあった考え方(→貯金しかしないリスク、投資は会社を応援することなど)に触れられる
- マネーリテラシーに自信がない大人の入門にもぴったり♪
まともに理解できるのは、「10歳から」なのかもしれないけど、私は小1くらいから親子で読むのをおすすめしたい♪
理由は
- 10歳でも子どもがひとりで全部読むのは大変そう
- 「経済のことって難しそう。めんどくさい。」という偏見を持つ前の方がとっつきやすい
- 完全には理解できなくても、早くからなんとなく知っておくと、周りを見る目が変わる
と思うから。
かわいいイラストだし、ぜひ絵本感覚で気軽に読み聞かせてみて♪
一気読みはしんどいから、ちょっとずつがおすすめ!
10歳から知っておきたいお金の心得 大切なのは、稼ぎ方、使い方、考え方 [ 八木 陽子 ]
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