小学生になって、足し算引き算ができるようになったら、おこづかいあげるね!
と長女に言っていた私。
その時の私の中のおこづかいのイメージは
- 月に1回に数百円あげる
- 学年が上がったら、おこづかいの金額を上げる
- 学校や生活に必要なものは親が買い与え、おこづかいでは自分の欲しいものを買う
- お年玉はどうしたらいんだろう…
でも、お金の教育に関する本を読んだり、ネットでいろいろ調べていると迷ってきた。
このおこづかいのあげ方だと、「自分のお金でお買い物をする」ことは学べるけど、
- 必要なものが買えなくならないようにやりくりする
- お金を得ることの大変さ
は、学べないのでは?と思ったから。
そこで、本やネットでいろいろ調べて、我が家なりのおこづかいのルールを考えてみることにしたよ。
この記事のざっくりした内容を知りたい場合は、こちら↓↓↓
おこづかいで何を学んでほしいのか?
まずは、「おこづかいで娘に何を学んでほしいのか」を考えてみた。
- お金を計画的に使う:貯める・我慢する力を養う
- お金は人のために何かをした時に得られるものだと知る
- 賢いお買い物のしかたを学ぶ:比べる・選ぶ
- トライアンドエラーを繰り返して、自分で考える力を身につける
これらを学ぶことで、まずは、むやみに物を欲しがったり、物を雑に扱うのが減って欲しいな。。
そして、お金は使うと減ること、いくらでも湧いて出てくるものではないことを実感してほしい。
キャッシュレス決済、オンラインショッピングが当たり前の時代だから、物は簡単に買えると思っている気がするんだよね。。
おこづかいのあげ方|定額制・交渉制・報酬制 どれにする?
定額制のメリットデメリット
毎月決まった額をあげる&年齢とともに金額もアップしていく定額制。
最初、私の中では、おこづかいといえば、定額制のイメージが強かった。
お買い物の楽しさは学べそうだけど、お金の大切さはわかりにくそう。
交渉制のメリットデメリット
- いくらおこづかいが欲しいか
- 何に使うのか
- おこづかいをもらうために何をするか
など、その都度、親子で話し合いをする交渉制。
本を読んでいると、たしかにメリットがたくさんあるな、と思えた。
でも、私の場合、交渉制を日常的に取り入れるのは、親の自分への負担も大きいかなと感じた。
まず、自分が交渉制を具体的にイメージできない状態だし、周りに参考になる例も少ないから、ルール作りがかなり大変そう。
そして、親子で交渉となると、親の忍耐力がかなり必要になりそう。。
とはいえ、子供が小学校高学年以上になると、ゲーム機、パソコン、留学など、高額なものを欲しがることも出てくるかと。
高額な出費の場合は、しっかりプレゼンしてもらった上で、親子で決めたいなと感じた。
報酬制のメリットデメリット
「お手伝いをしたら、○○円あげる」というのが、一般的な報酬制のイメージ。
私は、最初、「お手伝いしたらおこづかいをあげる」のはやめようと思っていた。
理由は、「家事は家族みんなでやるのが当たり前」という感覚を育てたかったから。
私が子供の頃、私の母は専業主婦で
- お父さん:外で働くだけ
- お母さん:家のことを全部やる
というThe 昭和なイメージそのまんまの家庭だった。
当時は、それが”普通”だったんだと思う。
でも私は仕事をしているし、今後は仕事を増やしたいと思っている。
まず、家事にばかり時間を取られて、仕事や自分の好きなことができなくなるのは、私は嫌だ。
死ぬまで家族の脱ぎ散らかした靴下を拾い続けるなんて嫌。
それに、掃除・洗濯・整理線など、自分の身の回りのことができない状態で子供を社会に出したくない。
本人が困るのはもちろん、将来一緒に暮らす人にも負担がかかるから。
私の夫は、ひとり暮らし経験がなく、家事がぜんぜんできない。。
今はいろいろできるようになってきているけど、正直
「なぜ妻の私がイチから教えないとならないのか。社会に出るまでに家庭で教えておいてくれ!」
と思った。
なので、おこづかいとお手伝いを結び付けたくなかった。
おこづかいとお手伝いを結び付けると、
- 家事=お母さんの仕事
- お母さんの仕事を代わりにやってあげてる
と思いそう。そして
お金をくれないならやりたくない
お手伝いしたくないから、お金は要らない
と言われると困る。
「おカネの天才」の育て方 一生おカネに困らないために、親が子供に伝えるべき「おカネの話」 [ ベス・コブリナー ]” target=”_blank” rel=”nofollow noopener” data-wplink-url-error=”true”>「おカネの天才」の育て方 一生おカネに困らないために、親が子供に伝えるべき「おカネの話」 [ ベス・コブリナー ]という本でも
引用
お手伝いは、他人を助けることの大切さと責任感を教えてくれる。
ただし、お手伝いをおカネに結び付けない方がいい。
お皿を洗ったり、洋服を片付けたりするたびに子供と交渉するのが嫌なら、お手伝いをしたらお小遣いをあげるという取り決めはやめた方がいい。
出典:「おカネの天才」の育て方 一生おカネに困らないために、親が子供に伝えるべき「おカネの話」 [ ベス・コブリナー ]より引用
とはっきり書かれている。
とはいえ、
定額制だと、「お金は、待っていれば、毎月もらえるもの」と思われそうで嫌。
交渉制は、やり方がうまくイメージできない。大変そう。
どうしよう…
と悩んだ。
そこで見つけたのが、@emi_jiken24さんのお金の教育。
インスタで、お金の教育の具体的な方法と実践した結果を、イラストでわかりやすく発信している。
そうか!「他の人の役に立つ」お手伝いに限定すればいいのか!
と思った。
うちの場合だと
- テーブル拭き
- お風呂そうじ
- 洗面所そうじ
- 掃除機かけ
- 床そうじ
- 玄関そうじ
- トイレそうじ
- ごはんを炊く
- 朝ごはんを作る
- 昼ごはんを作る
- 夜ごはんを作る
とかかなぁ。
料理はまだ包丁すら持たせたことないから、教えるのがまず大変そうだけど。
でも、掃除や料理を子供が責任を持ってやってもらえるようになったら、私も助かるし、子どもの自立にもつながるし、winwinかも♪
理想としては、こういう風に、
- 使うお金
- 貯めるお金
- 貯蓄
- 寄付
の4つの使い方をするところまでやりたいけど…
まずは、↓この「お仕事の券」制↓を試してみようかな。
- 家族のためにお仕事をする→喜ばれる・感謝される→うれしい!
- 他の人のために動くことで、お金がもらえる
というのを実感してもらえたらいいな。
と一旦は思ったものの、ひとつ気がかりが。。
家事がほとんどできない”今”は、掃除や料理をできるようになったら助かる!と思えるけど、小学校高学年~中学生になったらどうだろう…
その頃には、私も仕事をフルタイムくらいに増やしたいと思っているし、子どもたちも家事がまともにできる年齢。
家事は家族みんなでするものという認識にしたい。
う~ん、、悩ましい。
理想としては、小学校低学年のうちに家事スキルを身につけて、小学校高学年以降はそのスキルを活かして家庭内起業をしてほしいなぁ。
カフェとかレストランとかジュース屋さんとか?
でも家庭内起業って商売の基本を学ぶのによい機会だけど、日常的&継続的におこづかいとからませるのは難しいかなぁ…。
おこづかいの範囲|欲しいものと必要なもの
日本の場合、
- 子供が欲しいもの(お菓子・ゲーム・マンガなど)→おこづかい
- 学校で使う文房具、服、靴など→親がお金を出す
というパターンが多いと思う。
一方、アメリカは、
引用
月7000円ぐらい
その金額も、月平均7000円ぐらいと日本に比べて高額です。
しかし、金額が高いのには・・
アメリカでは、子どもたちは
文具や洋服などの身の回りの必需品も全て自分で用意することを求められるようです。
日本以上に厳しくお金の管理スキルが試されるのが、アメリカの方針だと言えますね。
アメリカでは、お小遣いの金額が高い分、文房具や服まで自分で買っている子が多いらしい!
たしかにその方が、必要なものと欲しいもののお金の振り分け方や、我慢する力は身につきそう。
一方、子どものタイプによっては、欲しいものにばかりお金を使って、必要なものを買えなかったり、買わない(鉛筆が短くなっても使い続けるとか)ということも考えられる。
そこで、「しょうがないな…」と親がお金を出したら、「お金は使い切っても親に泣きつけばもらえる」と学んでしまうから本末転倒。
失敗しても失敗を受け入れて手を貸さない覚悟が親に求められるなぁ。
いきなり大金を渡して、自分が欲しいものも必要なものもおこづかいで買いなさいというのは、無理があると思う。
- 少額のお小遣いで、自分の欲しいものを計画的に買えるようになる
- お小遣いを少し増やして、少額の必要なもの(鉛筆やノートなど)と自分の欲しいものを買うようにする
というかんじで、お小遣いの金額と自分で買うものの範囲を段階的に増やすのがいいかなぁ。
社会に出たら20万円くらいを、家賃・光熱費・食費などの生きるために必要なことに使いつつ、遊びや貯金もと考えて使う必要が出てくる。
いきなり20万円をやりくり!は大変だから、学生のうちに練習する機会があった方がいいと思うんだよね。
まずは、こんな風に↓お仕事してお金をもらう→買いたいものを買うから始めてみようかな。
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